時計は歴史の中で大きく変化し、時代とともに人々の使い方も変わってきました。そうした中で、多くの商品の中から真に求めている商品を見つけ出すのは容易なことではありません。
時計には、1000円未満のものから数億円のものまであり、価格帯の広さも特徴のひとつです。カメラには数百円の使い捨てはありますが、数千万円のものはありません。車には数億円のものはありますが、乗れる車で数百円の価格のものはありません。更に、時計にはダイヤモンドや貴金属で飾り、億を超えるものまでありますが、カメラは宝飾品で飾っても売れるものではありません。時計というアイテムは、それだけ各人がさまざまな価値観や自分の思いを込める品物なのでしょう。
当然のことながら、1000円と30万円の時計では、そのセールストークは異なります。また同じ30万円であっても、ドレスウオッチと機能ウオッチでは、その魅力は全く異なり、腕時計のデザインや薄さを求めているお客様に、いかに精度が良いか、防水性が高いかを説明しても、迷惑な話にしかなりません。むしろファッションとのコーディネイト、薄型腕時計の魅力や取り扱いの注意などのアドバイスが望まれるのです。
近年その差は縮まりつつありますが、腕時計では基本的に、男性は精度を含めた機能を重点に選び、女性は気に入ったデザインを前提に選ぶ傾向があります。また、「時計」には、リストウオッチやポケットウオッチだけではなく、掛け、置き、目覚まし時計などのクロックもあります。“ウオッチ”は趣味やファッションとのコーディネイトが重視されて、ファッショングッズとしての要素が強まり、“クロック”には、インテリアとの調和が購買の重要な判断基準にもなっています。
こうした状況の中で、直接お客様と接する立場にある<ウオッチコーディネーター>に求められるのは、時計と時、そして販売に関する豊富で正しい知識は勿論のこと、今お相手をしているお客様が真に欲している要望が何であるかを、正しいマナーや言葉使いで十分にきき出しながら、最もふさわしいと思われる1品を選び出して提案をすることです。
本テキストは現在既に時計の販売に携(たずさ)わっている方は勿論のこと、将来の職業として真剣に取り組む姿勢がある方も含め、プロフェッショナルなウオッチコーディネーターを目指す意志のある方を対象に作成いたしました。
| ● | 筆記試験に合格し、その後の実技実習の受講を修了し、所定の会員登録を完了された方。(5年ごとに更新が必要です) |
| ● | 学歴、年齢、性別、国籍に制限はありません。ただし、日本国に連絡可能な住所があること。 |
| ● | 時計の販売に現在従事している方(販売スタッフ、店舗マネージャーなど)。 |
| ● | 時計営業に携わっている方(経営者、幹部、営業、営業アドミ、マーケティング担当者など)。 |
| ● | 時計業界を目指す方(学生、就職希望者など)。 |
| ● | 時計に興味を持っている方(ユーザー、プレスなど)。 |
| ● | 時計販売の場面で必要な幅広い知識を得られる。 |
| ● | 採用する側にとって、資格所有は有力な採用基準になりうる。 |
| ● | 資格取得者(会員)を証明するピンバッジは、お客様の信頼と安心感を生む。 |
| ● | 教則本としての活用や昇格制度への導入で、社員のレベルアップを図る。 |
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